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[2007年9月3日:掲載]

やけど等につながる簡易ライターからの発火

 使い捨てタイプの簡易ライターから急に大きな炎が出て、顔や前髪がこげた。やけども負ったので補償してもらいたい。

(女性 会社員)

 火を消したはずの使い捨てタイプの簡易ライターを背広のポケットにしまったところ、ポケットとタバコの箱が焦げた。メーカーにその旨を伝えたが、対応が悪い。

(男性 会社員)

アドバイス

 使い捨てタイプの簡易ライターの事故原因としては、「炎の高さ」と「残火」が多いようです。

 製品安全協会が検査し、安全基準をクリアした製品には「SGマーク」が表示されており、品質について一定の目安になりますが、「SGマーク」なしの製品も数多く流通しています。

 メーカー側の品質管理が重要であることは言うまでもありませんが、消費者も思わぬ事故に遭わないよう注意を心掛けましょう。

(1)使用時には炎の高さに注意する。

「SG」基準では、炎の高さ調整装置のあるものについて、高さを最高の状態に調整した場合の炎の高さを、15cm以下と定めていますが、相談事例の中には、炎が30cmも上がったというケースも報告されています。

(2)残火の原因になる異物が着火部分に混入しないようにする。

使用後ポケットに入れ、ポケット内のくずが残火を大きくする場合もありますので、注意が必要です。簡易タイプのライターには着火部分を覆うふたがなく、異物が混入しやすい構造になっています。

 事故が発生した場合は、原因究明のため製品をそのままにして、メーカーや製品安全協会に申し出て対応を求めましょう。製品の側に問題があれば、実損について補償が得られる場合があります。メーカーの対応が悪い場合は、同種事故の防止のためにも、消費生活センター等にご相談ください。

コメント&解説

 製品安全協会の認定基準では、炎の高さ、炎の状態、消火時間などが細かく定められており、メーカーは万全の品質管理をしているはずですが、現実には、「SGマーク」付きでありながら事故が発生したとの相談が、消費生活センターや当センターに寄せられています。

 同協会が事故を起こしたメーカーに対して、炎の高さの自動調整装置の管理徹底や残火の原因となる部品同士のセリ合わせをなくすことなどを指導したケースもあります。

 なお、「SG」マーク付きのライターについては、その製品の欠陥により、傷害などの身体的な損害が出た場合、賠償を受けることができる制度が整っています。


※当相談事例は2001年6月に掲載し、一部加筆・訂正を行い、再掲しました。



ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。