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[2006年6月21日:掲載]

まったく利用した覚えのないツーショットダイヤルの情報料の請求

 自宅に利用した覚えのないツーショットダイヤルの情報料約2万円を請求するはがきが来た。はがきには、利用したツーショットダイヤルの料金が未納になっているので、銀行口座に振り込むよう書かれている。利用した日付として2年前の3ヶ月間とあるが、自分は利用していないどころか、このようなサービスは仕組みも知らない。「たとえ利用していないとしても、その電話機を使って誰かが使っていれば、電話の管理責任があるので料金の支払い義務がある」とも書かれているので、家族にも聞いたが、誰も利用していない。「月末までに支払わないと自宅に回収に行くので出張費3万円を加算して請求する」ともある。はがきに書かれているのは業者名と銀行の振込口座だけで、住所や電話番号はないので、業者に問い合わせもできない。電話番号を書き添えて振り込め、とあるが、支払わなければならないのか。自宅に来られたら怖いが、どうすればよいか。

(男性 会社員)


アドバイス

 ツーショットダイヤルの情報料の支払い義務は、サービスを利用した人にはありますが、利用していないのであれば、支払う必要はありません。事業者は、電話やFAX番号など、連絡の手段を何も書いてきていないので、連絡の取りようもなく、ただこのまま放置する以外にありません。

 支払わないと請求金額が高くなると書かれていることから、心配だとは思いますが、そもそも請求の根拠のない利用料金であり、延滞料・出張費用、手数料など、どんな名目を付けても、相談者には支払いの義務はありません。

 相談者に今できることは、ただ支払わずに放置していることだけです。請求書が実際に届いているので、事業者は相談者の名前と住所は知っていることになります。しかし、振込み時に電話番号を書き添えるようにとあるので、電話番号は知らないと言えそうです。電話番号を知られてしまったら、今度は電話で請求してくることが予想されます。電話番号を知られることは絶対に避けて下さい。

 また、根拠のない悪質な取り立ての場合は、警察に届けておきましょう。

 今後何らかのアクションが業者からあった時のために、請求のはがきは保管しておく方がいいでしょう。



コメント&解説

 利用した覚えがないのに情報料の請求書が届いたという相談は、同様の相談が地域的に集中することがあります。同一業者名で金額も同じ、というケースもあり、このようなケースでは、何らかの名簿を入手した悪質事業者が、その名簿に基づき、アトランダムに根拠のない請求書を大量に発送したものと思われます。送りつけられた消費者の中には、過去の別事業者のツーショットダイヤルの利用と勘違いしたり、関わりたくなくて振り込んでしまったり、家族が使ったと思いこんだりして、支払ってしまう人もあると思われます。とくに、金額が数千円という払いやすい金額だったり、支払いのない場合は集金に訪問するが、交通費宿泊費も請求する、となどの文言があったりすると、はやく払い込んで無関係になりたい、と思ってしまう人もいます。事業者はそのような振込みを狙って請求書を送付していると考えられます。

 しかし一度支払ってしまうと次々と新たな請求を受けることになる可能性があります。支払ったからといって、事業者と縁が切れる保証はないのです。むしろ、事業者に「おカネを払ってくれる人」と思われ、過大な請求や多くのところからの同種の請求が舞い込むようになるとも考えられます。

 「絶対に支払わないこと」「これ以上の個人情報を知られないようにすること」の2つがもっとも大切です。




ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。

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