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[2005年7月19日:掲載]

30年以上前の扇風機の発煙

 扇風機をつけて1時間後に焦げ臭いにおいがしたので扇風機を見ると、煙が出ており、とっさに水を掛けた。30年以上前から使用しているものだが、同じようなことが他でも起きているかもしれないので、情報提供したい。

(70歳代 男性 無職)


アドバイス

 相談者は、メーカーに事故の発生を知らせ、扇風機の製造年を確認したところ、37年前に製造されたものであることが分かりました。メーカーによると、コンデンサーの経年劣化が原因で、製造から長い年月を経た扇風機には、このような事故が起こる可能性があり、各社共通の問題として、社団法人日本電機工業会が注意喚起を行っているとの説明も受けたそうです。

 当センターでも、同工業会が中心になって長期使用の扇風機に関して注意喚起がなされていることは承知しており、同種の事故の相談も散見されていることから、事故の未然防止のため、以下のコメントやアドバイスを参考にしてください。



コメント&解説

 日本電機工業会は、長年使用されている扇風機はよく点検して、異状があれば使用の中止を呼びかけています。
 危険信号の4つのポイントとして、

(1) スイッチを入れても羽根が回転しない
(2) 回転が遅かったり、回転が不規則
(3) 回転するときに異常な音がする
(4) モーター部が異常に熱かったり、コゲくさいにおいがする

 が挙げられています。

 モーター・コード・電気部品等の劣化や磨耗、油切れ・ホコリによって発煙・発火の危険があり、火災に至る場合もあるとのことです。事故を防止するためには、このままでは、再使用できません。使用を中止し、すぐに電源プラグを抜いて販売店等で点検を受ける必要があります。

 扇風機は比較的構造が複雑ではなく、家電製品の中でもかなり長持ちするもののひとつと言えます。中には、20年、30年前に製造されたものが、今でも現役で活躍しているケースも少なくないでしょう。扇風機も機械ですからいつかは寿命が来てその役割を終えますが、スイッチを入れても動かなくなるといった「静かな最期」を迎えることが理想ですが、使用中の発煙や発火といった形で最期を迎える場合もあります。

 扇風機に限らず、長年使用している家電製品については、日頃から異状がないか気を配ることはもとより、販売店やメーカーのサービス部門で、きちんとした点検を受けることを心掛けましょう。




ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。

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