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[2004年8月16日:掲載]

インターネットで予約し、宿泊しなかった海外のホテルから宿泊代金の請求が来た

 海外のホテルに2泊3日の宿泊を、インターネットで予約した。先方のホテルから3泊以上の予約をしてほしいとメールが来たが、2泊しか泊るつもりはなかったので、返信せずに他のホテルに泊った。しばらくして、クレジットカード会社から宿泊しなかったホテルの1泊分の宿泊代金が請求された。インターネットで予約する際、クレジットカード番号を入力したので請求が来たのだと思うが、納得できない。

(30歳代 女性 家事従事者)


アドバイス

 相談者は語学力があったので、自主交渉にあたっての交渉方法を助言しました。

 トラブル解決のためには、まず、クレジットカード会社に事情を説明して、請求には納得できない旨を伝えます。さらに、宿泊しなかったホテルに対しては、請求の事務に誤りがないか、誤りがなければ、請求の根拠は何かを直接問い合わせることになります。

 ホテル側の言い分では、宿泊の予約を受け付けた旨の「確認メール」を送ったのに、返事がなかったので無断キャンセルとして扱い、1泊分の宿泊代金を請求したとのことでした。これに対し相談者は、「確認メール」を受け取っていないと反論しました。ホテル側が改めて確認したところ、「確認メール」は送信していなかったことから、1泊分の宿泊代金の請求は取り下げられることになりました。



コメント&解説

 これまでも、海外旅行などの際、現地で国際クレジットカード(※)を利用してトラブルに巻き込まれるケースがありましたが、海外の事業者とインターネットを利用した取引を行い、その決済手段として国際クレジットカードを用いて、トラブルとなるケースが目立ってきました。

 トラブルの原因としては、言葉の壁や制度の違い、現地の商習慣を日本の消費者が知らなかったことなどが考えられます。例えば、「不泊料(No Show Charge)」と言われているものがあります。海外ではクレジットカードで予約した場合、期限内にキャンセルの手続きを行わないと、予約した際に告げたクレジットカードの名義人に宿泊料金が請求されます。このほかにも、レストランで食事をした際、伝票のチップ欄を空欄にしたままサインをすると、店側がチップ欄に金額を記入し、後日食事代とともにチップ代がクレジットカード会社から請求されるといったケースもあります。

 国際クレジットカードで海外の事業者との取引を決済する場合には、国内でクレジットカードを利用する時とは異なる制度や商習慣があることに留意しましょう。また、トラブルになった際に備え、受領した伝票やレシート、インターネットの決済用の画面などは保存しておきましょう。

(※)国際ブランドカードともいう。日本国内だけでなく国際的に通用するクレジットカードで、カード会員は、世界中の加盟店でクレジットカードを利用できる。国内のクレジットカード会社の大半は、加入者の選択により、VISA、マスター、JCBのマークを付したカードを発行できる。




ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。

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