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[2003年11月18日:掲載]

飛行機のマイレージサービスの一方的な規約変更

 3年前、ヨーロッパにパック旅行に行った際、利用したヨーロッパ系の航空会社がキャンペーン中で、マイレージポイントが20,000ポイント貯まるからということで、旅行会社が会員登録の手続きをしてくれた。その時に、その20,000ポイントで日本−アジア間のエコノミークラス往復航空券が無料でもらえるという通知をもらった。

 先日、このマイレージポイントを利用して航空券と引き換えようとしたところ、日本−アジア間の航空券の交換に必要マイル数が30,000ポイントに変っており、引き換えることができなかった。航空会社に納得できないと申し出たところ、会員登録した後に送られてきた規約に、航空会社には「3ヶ月の予告期間でプログラムの廃止、あるいは、現在までに会員が蓄積された得点を含めて、ポイントの獲得方法・利用方法等の規約を変更する権限を有します」とあるという。また、変更の前に通知をしたというが、英文で理解できなかった。

(20歳代 女性 給与生活者)

アドバイス

 センターの顧問弁護士を交えて検討しました。マイレージサービスは、本来の対価を支払って受けるサービス(この場合は飛行機で目的地まで行くこと)ではなく、付随的なサービスです。事業者が一方的に内容を変更することについては、規約で定められていました。これは、為替レートや物価の変動に備えてのことであると考えられ、例えば1〜2回の国際線の搭乗で貯まったマイレージで国内線の航空券と交換できたものが、数倍の回数搭乗しないとその券と交換できなくなったなど、著しい変更でない限りはやむを得ないことではないかと考えました。また、変更があることも英文ではありますが、消費者に告知してあるため、この場合はセンターから問題を指摘するのは難しい旨を伝えました。

コメント&解説

 マイレージサービスは、飛行距離や航空券の種類によってポイントが貯まり、そのポイントに応じて無料航空券やクーポン券などに換えることのできるシステムで、多くの航空会社で行われています。最近では、提携航空会社を増やしたり、キャンペーンをするなど、それぞれのサービスに特色があり、マイレージサービスを基準に航空会社を選択する消費者も少なくないと思います。
 マイレージサービスに関する相談では、ほかに、チケット予約に制限があり希望の便が取とれなかったというものもあります。実際に旅行の間際になってチケットが取れなかったというトラブルを防ぐためにも、自分の登録するマイレージサービスにはどのような条件があるのか、あらかじめ確認しておく必要があります。

 海外の航空会社のマイレージサービスに登録する場合には、今回のように英語で通知される場合もありますので、注意してください。


ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。