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[2003年3月18日:掲載]

高額になってしまった携帯電話料金

 中学2年生の息子が携帯電話を使っているが、これまで携帯電話料金は毎月1万円程度だった。ところが今月の請求書を見たところ、約4万円となっていた。高額の請求だったため、息子に確認したところ、「音楽やゲームなどをダウンロードしたことはあるが、こんなに高額になるほど利用した覚えはない」と言う。

 疑問に思って、携帯電話会社に問い合わせをしたが、発信記録があるため支払ってほしいと言うだけである。どうしてこんなに高額な携帯電話料金になってしまったのか。

(40歳代 女性 家事従事者)


アドバイス

 近年の携帯電話は写真付きのメールが送受信できたり、インターネットに接続することにより様々なサイト(番組)を利用できたりと多機能となっています。それに伴って今回のような相談も寄せられています。携帯電話料金は基本使用料、通話料、パケット通信料、情報料などの合算によって決まります。

携帯電話でメールの送受信をしたり、インターネットを利用する場合(サイトの利用など)にはパケット通信料がかかります。携帯電話の場合、データ(情報)を小分けにしてやりとりできる通信方式(これを「パケット通信」と呼んでいます)を採用しており、距離や時間に関係なく、送受信したデータの情報量で料金が決まるシステムとなっています。

 そのため、同じデータをダウンロードした場合であっても、パケット通信料が異なる場合があります。例えば、画質や画像サイズ、色数などの違いによってデータの情報量が変わってくるため、パケット通信料も異なります。

 また、サイトを利用する場合には、パケット通信料とは別に、情報料が必要となるケースもあります。各サイトによって情報料は異なりますが、月額300円前後が多いようです。

 今回の相談のように、携帯電話料金が高額になってしまった原因として考えられるのは、相当数のメールを送受信したり、音楽やゲームのサイトなどを利用したためにパケット通信料やサイト利用の際の情報料が積み重なり、気付かないうちに高額になったのだと考えられます。

 このようなケースでは、本人が利用しているため、支払いを免れることは難しいのですが、場合によっては携帯電話会社が分割払いに応じてくれるケースもあります。そのため、支払方法について携帯電話会社と話し合ってみてはどうかと助言しました。



コメント&解説

各携帯電話会社から次々と高性能を謳った携帯電話機が発売され、また、「手軽に楽しめる」ことを強調するCMや広告が多いため、気付かないうちに利用しすぎたという経験のある人も少なくないと思います。

 月々の携帯電話料金が高額にならないよう、様々なサービスを提供している携帯電話会社もあります。例えば、利用金額が一定に達した段階でその旨の連絡をメールで送るサービスや、あらかじめ定めた利用金額に達した翌日に発信を止める料金プランなどがありますが、こういったサービスを提供している携帯電話会社は残念ながらまだまだ少ないのが現状です。

 携帯電話は非常に便利なツールではありますが、使い方によっては気付かないまま高額な利用料となってしまい、請求書を見て慌てることになる可能性もあります。特に若年層に携帯電話を持たせる場合には、トラブルを未然に防ぐためにも、家族でよく話し合った上で、上記のようなサービスを利用するのも一つの方法だと思います。




ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。

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