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[2002年12月13日:掲載]

除湿剤の液漏れに注意

 クローゼット内の湿気を取ろうと思い、クローゼットの隅に入れておいた除湿剤の容器が倒れ、液漏れを起こしていた。クローゼットの棚板や布団が濡れ、ベタベタして使えないので弁償してほしい。

(40歳代 女性 家事従事者)

アドバイス

  押し入れや靴箱などの湿気を取る目的で、家庭用の除湿剤(溜り水方式)が販売されています。溜り水方式は塩化カルシウムが空気中の水分を吸着し、水溶液として容器内に溜まるものです。押し入れの中や、クローゼットの奥など、目の届かないところに置くので、何かの拍子に倒れたとしても、倒れたことに気づかず、そのまま放置してしまい衣類、家具などに付着する可能性があります。湿気を取る商品という概念がありますので、容器内に溜まった水分を単なる水と思いがちですが、水分は塩化カルシウム溶液です。皮革製品に付着すると縮んだり、木製品に着くと水拭きとから拭きを繰り返さないとベタベタします。

 部屋の隅に置いておいた除湿剤をペットが倒したり、溜まった液を捨てる際に人の皮膚に付くこともあります。除湿剤の注意表示には、溜まった液が皮膚に付いた場合はよく洗い流すように記載されています。皮膚に付着した場合、さっと水で流すだけでなく、十分水で流さないと、思わぬ事故につながることもあります。目に入った場合などは、直ちに医師に相談してください。最近は室内でペットを飼う人も多いようですので、ペットにも被害及ぶことが考えられます。

 液漏れに気づいたら、メーカーなどに原因を調べてもらったり、補償してもらうためにも、その場の写真を撮り、事故品を保管し、消費生活センターに相談してください。

コメント&解説

 製品による事故や損害が発生した場合、メーカーや公的機関などで事故原因を調べ、商品の欠陥や注意表示の不備に起因する事故である場合は、メーカーに補償を求めることが可能です。しかし、原因究明が困難な場合もあります。消費者側が通常の使用の仕方で使ったにもかかわらず、被害が発生した場合は、補償についてメーカーなどと話し合いで解決することになります。

 被害を未然に防ぐためには、除湿剤を置く位置などを配慮するとともに、ときどき異常がないか気を配りたいものです。


ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。