独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例・判例 > 相談事例と解決結果 > 約束の時間に来なかった引越し業者

ここから本文
[2002年4月22日:掲載]

約束の時間に来なかった引越し業者

 仕事の都合で引越すことになり、引越し業者に依頼した。引越し当日の午後1時にトラックが来ることになっていたが、約束の時間になっても来なかった。何度も催促の電話をしたが、きちんと対応してくれなかった。結局、業者が来たのは午後5時過ぎだったため、引越し作業が終わったのは夜中になってしまい、自分の予定が狂っただけでなく、周囲の住民にも迷惑をかけてしまった。

(30歳代 女性 給与生活者)

アドバイス

 引越しに関するトラブルは少なくなく、この相談のように業者が時間通りに来ないという内容や引越し作業中に荷物を破損・紛失された、あるいは別料金が加算された等の苦情があります。

 業者の対応に不十分な点が認められる場合が多いのですが、なかには消費者が事前に業者と十分な打ち合わせをしていないことに起因するトラブルもあり、見積りの段階での綿密な話し合いがトラブルの防止に役立つと思われます。

 この相談では、業者が責任を認め、相談者に謝罪するとともに契約金の半額分を返金することで合意しました。

コメント&解説

 上記のような引越しに関するトラブルを未然に防止する方法としては、主に以下の点が挙げられます。

  1. 1.数社から見積りを取り、比較検討すること。
    値段だけでなく、業者の対応等もよく確認しておきましょう。
  2. 2.見積りの際に細かく説明すること。
    具体的には、ピアノ等重量物があればその旨をきちんと伝える、自分の荷物がどの程度あるのか、引越し先の路地の広さを考慮しトラックが入るかどうかを検討する、引越し先までの交通量を考慮に入れる等です。
  3. 3.見積りの段階で契約に含まれるもの、含まれないものを明確に分けておくこと。
    このことにより、突然別料金が加算される等のトラブルが防げると思われます。
  4. 4.契約書をよく読み、疑問点はすぐ業者に問い合わせること。
    なるべく早いうちに問い合わせをしておくことが肝要です。

引越しは何かとやらなくてはいけないことが多いと思います。あらかじめトラブルの未然防止策を施し、気持ちよく新生活を始められるようにしたいものです。


ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。