新たなエネルギー事業をうたった買え買え詐欺にご注意!−シェールガス?メタンハイドレート?新しい話題を悪用した儲(もう)け話−
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未公開株や怪しい社債のほか、社会で話題になった事業への投資など、消費者への勧誘手口がますます巧妙になっています。震災後に太陽光発電事業などをうたった買え買え詐欺がみられましたが、最近では、シェールガス(注1)、メタンハイドレート(注2)などの新たなエネルギー資源に関する事業をうたった買え買え詐欺の相談が寄せられています。
- (注1)シェール(頁岩(けつがん))中に含まれる天然ガス。開発技術の進展により商業化が可能となりアメリカではシェールガスの商業生産が進められている。
- (注2)メタンハイドレートは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質。火を近づけると燃焼することから「燃える氷」とも言われている。将来の天然ガス資源として期待されているが、現在は商業化に向けた技術開発を行っている段階である。
相談事例
- 【事例1】
- シェールガスの施設運用権で高配当をうたう業者
- 【事例2】
- メタンハイドレートで景気が回復すると言ってファンドを勧誘する業者
消費者へのアドバイス
- 「権利を高値で買い取る」などと持ちかけてくる勧誘の電話には、「興味ありません」「お断りします」と言って電話を切りましょう
- 業者の話をうのみにせず、お金を払う前に周囲の人や消費生活センターに相談しましょう
情報提供先
- 消費者庁 消費者政策課
- 内閣府 消費者委員会事務局
- 警察庁 生活安全局 生活経済対策管理官
- 警察庁 刑事局 捜査第二課
- 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部石油・天然ガス課
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
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